展示

過去のクローズアップ展示

クローズアップ展示1
『蝦夷島奇観』写本から①:オットセイ猟
2024.06.14(金) - 10.10(木)




『蝦夷島奇観』は、松前蝦夷地の旧来の風俗や習慣を後世に伝える目的で、絵図師・秦檍丸が作製した画集です。江戸時代の蝦夷地の様子、とりわけアイヌの人びとの姿や暮らしの風景を多く収めるこの作品は、「異文化」を見る人びとの関心を呼び、さまざまな画家によって模写本がつくられました。このコーナーでは、当館所蔵の『蝦夷島奇観』模写本のなかのオットセイ猟の場面を考察します。なお、8月9日(金)より展示資料の入れ替えを行います。

クローズアップ展示2
【特別展関連】「近代の交通・通信を支えた駅逓」
2024.06.14(金) - 10.10(木)




明治から昭和のはじめ頃にかけて、北海道内には、特に交通網が整っていなかった内陸部を中心に、「駅逓所」と呼ばれる施設が置かれていました。北海道庁から駅逓取扱人を命じられた地域の有力者などが、その地域を通行する旅行者や移住者に対して、宿泊場所や休憩場所、荷物を運ぶための馬などを有料で提供する、という北海道独特の施設です。1947(昭和22)年の制度廃止までに、のべ700か所以上の駅逓所が置かれました。ここでは、北海道博物館が所蔵する駅逓関係の資料について紹介します。

クローズアップ展示7
<歩く宝石>北海道のオサムシ
2024.04.12(金) - 08.08(木)




北海道にはオオルリオサムシとアイヌキンオサムシという宝石のように美しいオサムシが生息しています。赤や青、緑色に輝く色や背面の様々な模様などオサムシの多様性をじっくり観察してみてください。

クローズアップ展示2
国境の地域「樺太」
2024.12.21(土) - 2025.02.13(木)




かつて日本には、陸続きの国境がありました。その一つが、1905(明治38)年に日本の領有となった樺太です。北緯50度を境に、北樺太(ロシア領)と接し、その国境上には天測境界標が4ヵ所設置され、これらの標石は樺太を訪れる人々の観光スポットになっていました。 今回の展示では、当館が所蔵している資料から、国境標石の拓本や絵葉書など樺太の国境にまつわる資料をご紹介します。

クローズアップ展示1
『蝦夷島奇観』写本から②:クマ祭り
2024.10.11(金) - 2025.02.13(木)




『蝦夷島奇観』は、松前蝦夷地の旧来の風俗や習慣を後世に伝える目的で、絵図師・秦檍丸が作製した画集です。江戸時代の蝦夷地の様子、とりわけアイヌの人びとの姿や暮らしの風景を多く収めるこの作品は、「異文化」を見る人びとの関心を呼び、さまざまな画家によって模写本がつくられました。 このコーナーでは、当館所蔵の『蝦夷島奇観』模写本のなかのクマ祭りの場面を考察します。 ※12月21日(土)より展示資料の場面替えを行います。

クローズアップ展示2
新選組の元幹部隊士 永倉新八
2024.10.11(金) - 12.18(水)




新選組は、幕末の京都で、江戸幕府に敵対する浪士などを取り締まるための治安維持活動や政治活動を行った、剣士たちの集団です。その幹部隊士の一人、永倉新八(1839〜1915)は、江戸で働いていた松前藩家臣の次男として生まれ、明治維新後は松前藩の医者・杉村家の聟養子となって杉村義衛と名前を変えるなど、北海道にゆかりの深い人物です。多くの幹部隊士が幕末から明治維新期の動乱のなかで命を落としましたが、大正時代まで生きた永倉は、新選組の活動を後生に語り継いだ生き証人といえます。

クローズアップ展示0
「化石の日」関連展示 植物化石と石炭―古第三紀始新世の植物化石と、石狩炭田の石炭―
2024.08.09(金) - 12.18(水)




植物化石は地味な印象がありますが、不思議な形の古植物の姿や地質時代の森林の様子、陸上の気温や降水量などの気候条件もわかります。そのような植物化石ですが、北海道から豊富に産出することが知られています。また、地質時代の植物が変質して石炭になることも知られています。ここでは新生代古第三紀始新世(約4,000万年前)の植物化石と、同じ時代の石炭を紹介します。

クローズアップ展示3
【特別展関連】「開発」とアイヌのくらし-消えたサノイベの集落-
2024.08.09(金) - 12.18(水)




明治10年代後半になると、それまでほとんどアイヌ民族だけが暮らしていた石狩川中流域にも和人による「開発」が及ぶようになります。道路が開かれ、鉄道が敷かれ、新しい村々が置かれていく一方で、そこに住むアイヌの人々のくらしは大きな変化を余儀なくされていました。現在の江別市にあったサノイベという集落の事例から、その一端を紹介します。

クローズアップ展示4
【特別展関連】測量技師・川村カ子トと駅員・森竹竹市の活動
2024.08.09(金) - 12.18(水)




測量技師として三信鉄道(現JR東海飯田線)の難工事区間の測量に当たり、また後年には自ら記念館を運営した川村カ子ト(1893~1977)、歌人として、また様々な言論活動を担った人として知られる森竹竹市(1902~1976)について、それぞれの足跡と活動の一端を紹介します。

クローズアップ展示5
【特別展関連】乗る・引く・運ぶ、馬の道具
2024.08.09(金) - 12.18(水)




北海道で馬は、高度経済成長期の前まで、農作業では主な動力として、鉄道のない所では主な交通手段として働きました。馬の苦労を顕彰(けんしょう)して、鞍(くら)や鐙(あぶみ)、蹄鉄(ていてつ)などの馬具をご紹介します。

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